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DeSmuME 高解像度3D&アンチエイリアスとノーマルのものとの画質差



3Dグラフィックスを綺麗に表示する機能がすばらしい、DeSmuMEの派生版 DeSmuME X432R の表示テストです。作者に感謝!

◆DeSmuME X432R サイト
http://shikaver01.webcrow.jp/


◆更新履歴
2014.8.4 [2014-07-12-0]以降で [Display Method]→[Filter] を設定するときに [OpenGL]のチェックが必要なことを追記
2014.7.9  高解像度でもOpenGLとSoftRasterizerとでの違いを追記。題材はアイドルマスター
2014.5.11 ver.2014-04-20以降のバージョンに合わせ、記載を修正。カットされた旧画質モードの比較記事も削除
2014.3.22 ハイクオリティモードの画像を追加
2014.3.15 初公開

◆動画での比較↓

比較1
比較2
比較3

◆写真での比較


ドラゴンクエスト9

ゲーム開始前の、キャラクター設定画面。
1. [等倍] 実機同等 2. [等倍] OpenGL + AA 3. [等倍] OpenGL+AA+3xBRZ 4. [3倍] OpenGL 3X+AA
↓モンスター図鑑のドラキー。
1. [1x] 実機同等 2. [1x] OpenGL + AA 4. [4x] High-Quality Mode

まずは基本となる、解像度差やフィルターの有無による見た目の変化から。


1. 実機同等
DeSmuME内臓のスクリーンショット機能(F12キー)で撮影。 エフェクト等は反映されず、生の解像度で生の画像が撮影される。
テレビに映した場合、おそらくこんな感じになるのでは?

2. OpenGL 3.2 + アンチエイリアス(AA)
[3D setteing] 内の、[Enable Anti-Aliasing]にチェックを入れたもの。 1と比べ、全体に滑らかに。3DSの表示に近い形に。
これだけでも、かなり印象が違うなー。
上のような静止画はともかく、実際に動いているものを見ると アンチエイリアスがあるだけでひとしおの感動が得られます。

アンチエイリアスはDeSmuME X432Rには標準搭載されているが、 公式版のDeSmuMEには無い機能。
ただし追加パッチで配布されているため、適用すれば通常のDeSmuMEでも使用可能。
http://sourceforge.net/p/desmume/patches/156/ なおアンチエイリアスはOpenGL系のみ効果あり。

3. OpenGL 3.2 + アンチエイリアス + 3xBRZ
2の設定に、2Dフィルターの『3xBRZ』を掛けたもの。
[View]→[Magnification Filter]→[3xBRZ]
油彩画のような質感。シャギーはほぼ消える。文字が最も見やすいフィルター(個人感想)。 文字を読むことが中心の2Dゲームだと本領発揮?

4. OpenGL X3 + アンチエイリアス
X432Rの神髄がこれ! 3D比率が高いゲームほど真価発揮!
[Cinfig]→[3D Setting]メニューで、 [OpenGL 3X] と [Enable Anti-Aliasing] を選択
3D部分の内部解像度そのものを上げ、3D部分を高画質にする。 3D画像の上に貼られたテクスチャ(服など)は2Dグラフィックスなので高画質化できない。
なお、この 3D高画質化機能を使っていると、[View]メニュー内の2Dフィルターが使えない
([View]→[Magnification Filter]の箇所。『3xBRZ』などのトコ)
このため、2D部分はシャギーがそのまま残るため、2D/3D混在の画面は違和感が残る、かも?
文字が2Dだが、ドット表示がクッキリ。
これは [config]→[Display Method]→[Filter] を選択することで、 文字を中心に2Dグラフィックス部分をぼかした感じになる。
(※DeSmuME X432R 2014-07-12-0以降は、 合わせて[config]→[Display Method]→[OpenGL]にものチェックを入れている場合のみ効果あり)
もっとも、3Dグラフィックス上の2Dテクスチャ部分には効果がないもよう。


アイドルマスター ディアリースターズ

1. [1x] 実機同等 (SoftRasterizer) 2. [4x] OpenGL X4 + アンチエイリアス 3. [4x] SoftRasterizer X4

同じ高解像度でも、SoftRasterizer と OpenGL でも違いが現れる。

OpenGLはアンチエイリアスが効くこともあり、3Dグラフィック表示が 自然で滑らかになる。
一方、3Dグラフィック内では輪郭線が無くなる。人物の場合、服やアゴのラインが無くなる。 滑らかだが、影もないため物体同士の遠近的な位置の判断が難しい、か?

アニメ絵のようにメリハリを利かせたい場合、3.のように SoftRasterizer の高解像度にすることで実現。 代わりに輪郭線の部分がやや粗くなる印象。


1. 1x
OpenGLでもSoftRasterizerでも差はほとんどない。もっともOpenGLの場合 例え1xでもアンチエイリアスを有効にすればかなり印象は異なる。


2. OpenGL X4 + アンチエイリアス
画質という点で見れば、アンチエイリアスが効き、 ふちどり線(輪郭線)が無いコチラがもっともきれいな印象。 もっとも題材(ゲーム)によっては、次の3.のほうが しっくりくる場合もある。


3. SoftRasterizer X4
SoftRasterizerでの高解像度3Dレンダリング機能。 ふちどり線が付き、服やアゴの線がしっかり判別可能。線は細いものの、OpenGLよりも
実機をそのまま高画質化した印象に近いモード。 もっとも、その輪郭線のため、[OpenGL+アンチエイリアス] よりも粗い印象。 3Dでもアニメ絵中心のタイトルでは、この[3]のほうが自然で良い結果といえるだろう。

※ちなみに、歌詞表示も3Dテクスチャの一部なのか、2Dをぼかして表示する機能が効かない。
([config]→[Display Method]→[Filter])


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2プロフェッショナル

1. [1x] 実機同等 (SoftRasterizer) 2. [1x] OpenGL(old) + アンチエイリアス 5. [4x] OpenGL X4 + アンチエイリアス 7. [4x] OpenGL X4 + アンチエイリアス + 2D Filter

3Dグラフィック内の、2D部分(テクスチャー)について。
背景(観客)とアトラス(右の巨人)の手の部分に注目。


1. 1x (SoftRasterizer)
まずはノーマル。


2. 1x (OpenGL) + アンチエイリアス(AA)
1.と比べると ぼかした感じで滑らかに。 高画質化できないテクスチャが混じったシーンは、こちらが一番全体のバランスが良いように感じる。


5. OpenGL X4 + アンチエイリアス
バベルボブルとアロマ(小さい人間)は細部まで表現され綺麗だが、 アトラス(右の巨人)の手や後ろの客席は低い解像度のまま拡大されている。
もっともこれは低解像度のまま拡大されたのではなく、 2Dテクスチャーが張り付けてあるだけかもしれない。
そうであるならば、高解像度化は実現しないだろうが、 将来的に2Dフィルター表示と組み合わせることができればある程度綺麗になることが期待できる。
※ [config]→[Display Method]→[Filter] の部分は、2D画像のみをぼかす機能で、3Dグラフィック上の テクスチャーなどには利かない。
上の【5】の画像の例でいえば、「バベルボブル」の文字だけが【2】のようなぼやけた感じになり、 アトラスの手や観客などの表示はそのまま粗いまま。



7. OpenGL X4 + アンチエイリアス + 2D Filter
【3】の画質設定に、 [config]→[Display Method]→[Filter] の 2DフィルターをONにしたもの。
フィルターは、完全な2D画像である文字には効果がありぼかした表示になったが、 3Dのテクスチャ画像と思われる、観客やアトラスの手には効果なし。
※[DeSmuME X432R 2014-07-12-0]以降は、[config]→[Display Method]→[OpenGL]にもチェックを入れないと[Filter]効果が表れない。


Love Plus +

1. [1x] 実機同等 (SoftRasterizer) 2. [1x] OpenGL(old) + アンチエイリアス 3. [4x] OpenGL X4 + アンチエイリアス
“X432Rは、このゲームのためにある”と豪語したツワモノがいたので、比較画像を掲載。

顔など重要なパーツに3D成分が極めて多いゲームなので、 高解像度3Dレンダラ―の恩恵が高く得られる例。
なおPCのスペックが高くないとスローモーション状態になる。


1. 1x
OpenGLでもSoftRasterizerでも差はほとんどない。微妙に配置バランスが異なる程度。


2. 1x + アンチエイリアス
アンチエイリアスが効き、滑らか。背景は2Dであり X432Rの高画質化機能は関係ないため、 全体のバランスを考えたら現段階ではこれが一番しっくりくる画質設定、かも…?


3. OpenGL X4 + アンチエイリアス
高解像度3Dレンダリング機能、ON。
顔やタイなどがクッキリハッキリ綺麗。 X432Rは、このゲームのためにあると のたまうツワモノがいるほど、劇的な効果。
2Dテクスチャが張り付けられていると思われる名札やレストランのロゴが粗いのが残念。 それでも[1.][2.]にくらべれば判別しやすいが。




エストポリス

6. 実機同等 7. OpenGL 3.2 + アンチエイリアス + 3xBRZ 8. OpenGL X3 + アンチエイリアス 9. OpenGL X3 + AA + Filter
3D/2D混在だが、2Dが目立つシーン。比較という意味では掲載の意義は薄いが、 実際にゲームをするとこんなシーンが多いと思われるので、一応。
場面はオープニングより。キャライラストと文字は2D。背景の虚空島は3D。サイズは768x576 (通常の3倍)。

6は、実機同等サイズを他サイズとの比較の為3倍に拡大したもの。 ややぼかしてあるが、DSを単純にテレビなどに映して拡大表示したらこんな感じになるだろう、という気がする。
7は、3xBRZフィルターにより、シャギーがほとんど消え文字が滑らかに。 見ての通り独特の質感なので好みは分かれそう。
8は、背景の虚空島(3D部分)のみ高解像度に。 2Dはそのまま拡大され、ぼかしも利かない。
9は、8に加え、[config]→[Display Method]→[Filter]にチェックを入れたもの。 2D画像部分である、ガデスのイラストと文字がぼかされる。左側の【8】とは好みの差か。
※[DeSmuME X432R 2014-07-12-0]以降は、[config]→[Display Method]→[OpenGL]にもチェックを入れないと [Filter]の効果が表れない。


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